Sick Diary 2


2023年11月7日
また1年
今年の新年に。
まずは健康でいたいって思ったのだけど。
なかなかうまくいかないなぁ。

数年前に、右耳が聞こえづらいことに気づき。
耳鼻科と脳神経外科のA病院を受診して、聴神経腫瘍が見つかった。
小さな物だから、定期的に検査をと言われ、半年に一度の脳のMRIを続けてて。
8月に少し大きくなってるから3ヶ月後にまた検査をと言われ、一気に重みが増して。
昨日検査したら、やっぱり処置を勧められた。

看護師さんの事前カウンセリングで「(彼女の)旦那さんも手術したけど今は元気よ」なんて言われ、さらに心準備はできてたけど。
それでもあらためて先生に言われると、ズシッと重たいね。
先生のいたB病院を勧められ、ほんとは昔入院したB病院が少し近いからいいなと思ってたけど。
でも、年に何十件もある処置じゃないから
できるだけ実績のある先生がいいと思う、と言われると、ね。
(てか、聴神経腫瘍って若干レアだったのね…)
昔の入院も15年くらい前で、通院も全然してないから、思い入れもないし。
先生の勧めるB病院の後輩という先生に、紹介状を書いてもらった。

もちろんまたそっちで今までの経緯とか診てもらって、処置の話になるんだろうけど。
どっちにしても入院だよね。
仕事をセーブして予定をたてなきゃと、事務的に考えるようにしてるけど。
やっぱり頭の処置は、怖いな。
前に見たドラマでは、主人公が手術後に聴力を失ったし。
(もちろんドラマだから作り物なんだけどね)
同意書なんかも書くんだろうし。
「今日明日にってわけじゃないから」と言われてるから、緊急性はないと思うけど。
前の突発性難聴は、点滴と検査の入院で、今まで病気も怪我も、手術をしたことなくて、いきなり頭の手術?で。
(レーザーとかで手術せずに済むかもしれないけど、よくわかんないから怖いぞ)
ドラッグストアもブライダルも、基本、お休みしたことがないから、シフトで迷惑かけるけど、どうせならちゃんと治して仕事したいしね。

今までたいした怪我も病気もしてこなかったのが、幸いなだけで。
年齢もあるし、これからさらにいろいろ出てくるのは確かだし。
「健康体」ではなくても、普通に仕事ができて好きなことをして過ごせるって、しみじみ、幸せなんだろうなと、改めて思う。

別件の内科で、長年の貧血の血液検査は、血がとっても良くなってきてるそうで。
今の薬の飲み方を続けましょう、ということになった。
薬要らない、とはならなくて残念。
ついでに、血圧も、なんだよねー。
下の数値がやたら高いのは、とにかく塩分よ!と言われ。
食生活の見直しだよねーやっぱり。
手術に比べたら大したことない、自分の努力だよね、これは。

また1年。
ちゃんとほぼ元気なまま、日記を書けるように。
努力してまたがんばろう。
生まれてきたことに、今まで失敗たくさんしながらも過ごせてきたことに、心から感謝。

2023年11月18日
もう年末
ちょっと前まで「秋だよね? 何でこんなに暑いんだろうねー」って言ってたはずなのに。
あっという間に、それこそ、ページを一枚進めたように。
いつの間にか、急に冬に向かって季節が進んだ。
周りに風邪ひきさんも増えて。
ちょっと喉痛いな、なんて思う日も時々で。
幸い、熱が出ていないから、大丈夫かな、なんて、毎日ちゃんと熱を測って過ごす日々。

予約していたB病院の脳神経外科で、MRI画像を確認してもらった。
もちろん初の病院で,初めましての先生。
けっこうハッキリズバッと、このままだとこんな風になるよ、と言って下さる。
「Nonさんいくつですか? まだまだ若いですね」と言われ、思わず「若いですか?」と聞き直してしまった。

そりゃあ患者さんには80代90代の人もたくさんおいでだろうから、それに比べたら、アラカンなんてまだ若いって言ってもらえるんだろうな。
まだ若いのだから、予後のことも考えて、手術にするか、ガンマーナイフ(放射線らしい)にするか、専門の先生に説明を受けたほうがいいと、強めに話された。
紹介状を書いてもらえるというのが、東大付属病院。
そこで診てもらって、処置できるか相談して、改めて決める。
正直、そんなオオゴトな… が実感。
やっぱり遠いし。
でも。
「もしも、説明を受けずに通常の手術を選択して。
もしも、どこかに後遺症が残ったりしたら。
絶対に、後で後悔するから!」
病院の先生って「絶対」て言葉は避けると思ってたけど。
先生は間違いなく自信を持って「絶対に」と言ってくれた。
躊躇してた私な、迫力に押され、紹介状をお願いすることにした。

紹介状と一緒に、予約も取ってもらえた。
12月の半ば。
病院から帰って、少しずつ、実感が湧いてきた。
よく考えたら、今まで、大きな病気も怪我もしたことない私は、当然手術もしたことない。
ガンマーナイフができない場合は、通常の手術になる。
頭を切る、って考えただけで、ほんと痛そう。
麻酔するにしても、怖い。
しかも、神経を切るわけで、難しそうだし、他の神経ともくっついてるそうで、うまくいっても、少しの間、顔の麻痺やふらつきなどが出るかもしれないって。
仕事に確実に支障をきたすよね。
しかも、日数も全然違うらしい。
やれるならガンマーナイフがより楽なのかな。
それに、都内に行けばいいだけで、北海道とか関西とか、飛行機や新幹線で行くわけじゃないんだもの、ありがたいよね。
「東大付属病院」て名前だけで、なんか腰がひけてしまったけど、強めに押していただいてよかったな、と、今はすごく感謝している。

さあ。
12月半ばまで。
できるかぎり、健康に気をつけて過ごさなきゃね。
職場にも、今のところの話をした。
ドラッグもブライダルも、とにかく早く元気になれるといいね、休みは心配せず、復帰を待ってる、と言ってもらえた。
ほんとにありがたいな。