1999.6.19
Sキッズクラブ
あいにくの雨。
今日はF幼稚園の、父の日参観日だった。
下の子たちを預かる仕事の日。
覚悟はしてたんだけどね…(^^ゞ
最初からとにかく、泣かれた。
午前、午後に別れて、違う子供たちだったんだけど、親から離れて、ドアが閉まったとた、火がついたように泣き出す。
1才ちょっとの赤ちゃんなら、まだ抱っこしてれば、泣きやんでくれるのね。
抱っこされたがるし。
でも、ちょっと大きいと、自分の今の状態、はっきり見えてるわけ。
原因はわからないけど、大好きなママが自分を置いて行ってしまって、ここにいるオバ…いえお姉さんたちが、自分をママと会わせない、どうしてもママのところに行かせてもらえない。
こういう状態って、たぶん、苦痛以外の何物でもないよね。
それはわかってるんだけど…気持ちもとってもわかるんだけど、私たちにとっても苦痛なわけ(^^ゞ
ひたすら泣き声に耐え、抱いてあやし、ダメなら外を見せ、ビデオやおもちゃでつって…。
それで泣きやみ、遊んでくれたらいいんだけど、それでもどうしようもない時は、体力と気力がもう少し落ちるのを待つしかない。
泣き疲れて眠ってしまった子供の寝顔、痛々しいけどね。
それでも、ルームの中がつかの間の安らぎの場、となる。
慣れてる子は、とっても楽しそうに遊んでいる、そのスペース。
先生たちも、一緒になって楽しく遊ぶ。
泣き続けてる子供には、どういう風に映ってるのかな。
全く見えてないのかな。
自分と関係ない世界に、見えてるんだろうか。
20人弱の子供、そのうち4人でも泣いていると、4人の先生じゃ、手いっぱいになる。
一番嬉しいのは、泣き続ける子が、少し慣れて、笑顔を見せて遊んでくれた時。
それにもまして嬉しいのは、そうやって泣いてばかりいた子が、何ヶ月かして会った時、満面の笑顔で遊んでくれてる時。
こういう子供たちの成長を見るにつけ、保育に携わる仕事って、やめられないな、って思う。

1999.7.06
リトミック教室の危機
昨日、生徒さんから、電話があった。
最初にリトミックサークルを作ってくれた、K幼稚園のママのひとり。
言いにくそうに、「今学期で、K幼稚園の子供たち、みんなやめたい」って言う。
ものすごくショック。さすがに、言葉が見つからない。
次のレッスン(15日)は幼稚園行事があって参加できないけど、終わった頃を見計らってあいさつに来てくれると言う。
突然の言葉にショックが大きくて、そんなのいいですよ、って言いそうになった。
やめるってわかってるのに、あいさつなんて気を使ってくれなくてもいいって。
でも、生徒さんたちの気持ちもわからなくないし、必死で言葉飲み込んで、「じゃお待ちしています」って電話を切った。
K幼稚園の子は、男の子が多くて。
で、去年からしてるんだけど、そろそろ、飽きてきたっていうか、退屈になってきた子も多くてね。
ちょっと、不安にはなってたのね。
仲良しグループさんだったから。みんな。
ちょっと、興味の対象が、変わったかなっていうこともわかってて。
でもさすがに、はっきり言われると、ショックだった。
私の指導が力不足なのか、それはよくわからないけどね。

さて、困った。
今後、リトミック教室、どうやっていこう…?
さすがに、何人かの生徒だけじゃ、淋しいものがあるし。
私も、もしかして、お休みの時期かもしれない。
ちょっと充電してみようかな。
今、続けてくれてる人に、相談してみなきゃね。
ここに書いたら、少し気が楽になった。
がんばるぞ…。
何とかなるよね。なるようになるよね。