2004.6.27
《ハーモニー》との出会い
思えば早いもので、娘がもう5年生。
最初に娘と同じ学年の子供たちと始めたリトミック教室、ずいぶん昔のことになるよねー。
あの頃の子供たちも、もうすっかりお兄さんお姉さんになってるだろうな。
どこかでばったり会っても、もう全然わからないだろうね(*^_^*)
最近でもほんとに時々、単発的にリトミック指導の声がかかったり、問い合わせの電話を受けたりしているんだけどね。
なかなか、実際のお仕事に発展することって少なくなってねえ。
『金額がちょっと高すぎる』とか、『まだ1歳にならない子供たちなんですが』とか。
それはもちろん、安いに越したことはない、私がお母さんだったらそう思う。
でも…45分指導して、親子と一緒に体を動かしてる私のリトミック。
今のところ、一組500円で設定してるのね。(兄弟参加の場合は一組700円)
YAMA○などの教室だと当然のように1回1500円。
もちろん比べられないけど、そんなに高い設定だとは思わないんだけどなー。
『それなら時間半分でいいから、半分の料金になりませんか?』
そういう質問にはさすがに絶句した…。
半分? 20分で何をしろというの…? こっちだってやる以上は真剣にやるよ?
うーん、ある程度の時間はかかると思うので…(^^ゞ そんな迷惑そうなニュアンスが伝わるのか、それともまた他でいい先生が見つかるのか、二度と同じ人からの問い合わせは来ない。
1歳未満の子供たちの場合、さすがに引き受けるこっちがためらわれる。
一応『指導』なんだよね。リトミック指導。
言葉もわからない、ハイハイからやっと立ち上がれるくらいの赤ちゃんたちに、音楽や歌を聴かせることはできても、それで何か伝えたり、一緒に何かしようっていうの、さすがに私には無理だ…(^^ゞ
育児教室として、お母さんたちに何かを指導するのならまだしも、赤ちゃんたちが同席した状態では、例え10分話すことって困難だ。
もうそろそろ、リトミックも卒業かなーなんて考えていたころだった。

やはり市民リーダー名簿を見て、私に電話してくれたサークルのリーダーさんがいた。
育児サークル《ハーモニー》の代表Iさん。
話をしてみて、ずいぶんしっかりした方だなあという印象があり、『もしお願いするとしたらこの辺りで空いてる日は?』など、けっこう具体的な話になった。
メンバーさんに相談してみてからということだったので、あまり期待はしていなかったところ、後日また連絡があり、正式に指導してみることとなった。
当日、初めてのサークルさんということで、ほんとにオーソドックスなプログラムを用意し、いつもの公民館に向かった。
参加してくれたの、14組くらいだったかなあ、初対面の親子さんたちが元気に待っていてくれた。
何とか45分くらいのプログラムを終了。こちらは全身汗だく。
初めてのリトミックで、どんな反応かなあとかなり心配だったが、お母さんたちの反応はまずまずといったところ。
最近の子供たち、初対面の大人だと人見知りしたり、恥ずかしがったりしてしまう子が多いから、ぱっと見の反応、あまりよくはないんだよね。
笑いかけると顔を隠されたり…先生はつらいです(^^ゞ そんな時代だから仕方ないよねー。
Iさんのサークル、かなり本格的な活動をしてるようでね。
毎週の活動の他に、わらべ歌教室や英語教室など、いろんな企画を抱えながら、いろんなお母さんたちに参加してもらっているらしい。
定例メンバーと、それ以外に単発で教室のみの参加など、育児サークルさんとしてはかなりまとまっているのね。
前に私がやってたToy Boxは、教室というより私のサークルだったから、メンバー管理その他も全部私がやってたから。
《ハーモニー》を知って、こういう組織立ったところで、ある程度定期的にレッスンできるのなら、ほんとにやらせてもらいたいなあと思えるサークルだった。

幸いなことに、《ハーモニー》企画の私のリトミック教室、メンバーさんが常に17、8組は来てくれるようになってね。
団体割引ということで、一組400円に固定し、月に1〜2回、レッスンさせてもらっている。
プログラム、どうしようかなと思っていたんだけどね。
『こないだやった○○の歌、気に入ってたんですよー』なんてリクエストが入るようになり、あまり難しく考えず、しばらくはプログラムに多少手を加えて、繰り返して教えることにした。
違うリトミックの先生の講座もあるようで、これは負けてられないなーなんて、ひそかに闘志燃やしてたりもする(*^_^*)
リーダーIさんは、本当にマメな人で、少し私とも似てるのね。(私よりずっとしっかりしてるけど)
次のレッスンはこの日、参加予定はこのくらい、などと必ず、連絡を入れてくれる。
この講座に参加してくれたNさんという双子のママが、自分たちのサークルでぜひと言ってくれて、そちらでもレッスンを持たせてもらうことにもなった。
なんか…こういうの、嬉しいね。

《ハーモニー》の4,5回目のレッスンの後だったかなー。
やっと子供たち(ほぼ1〜2歳だから)、私のことを覚え始めてくれたみたいでね。
レッスン後、お母さんたちが帰る支度や掃除をしてる間、片づけをしてる私のところに寄って来ては、顔見て走って戻るのね。
(なんというか、近所のワンちゃんか動物園の動物を見た反応みたいな感じなんだけど(^^ゞ
10数組のお母さんたちや子供たち、なかなか覚えられないのだけど、『先生って(言葉を)覚えたんですよ!』なんて声かけてくれるお母さんも少しずつ出てきて、なんかこういうのってすごく嬉しくてね。
この先も、定期的にやれたらいいなあーと思っているところ。
子供たちと一緒に、メいっぱい1時間動く体力、まだまだあるぞお…(*^_^*) がんばるぞ♪

2005.3.10
3月の親子リトミック
風邪で今ひとつ、体調がよくなくて、右耳がちょっと曇った状態なんだけど、キッズクラブからリトミックの依頼が来てね。
クリスマス会以来、久しぶりにF幼稚園へと向かった。
リトミック教室のお手伝いは、何度かしたことがあるから、要領はわかってる。
先生方も、『ここ、こんな感じで音入れてくれる?』なんて、けっこうアバウトな要請なんだけどね(*^_^*)
でも、それがありがたい。
任せてもらってるんだー!と、がんばる気になるしね。
みんなでやるお遊戯歌の伴奏や、最初と最後の歌の伴奏。
それから、進行中でのBGM(その場面に合わせて、曲を弾いたり効果音出したり)
今日はそれに、久しぶりのリトミックの時間があるのね。
なんにしようかな… サークルでやってる『リズム遊び』と『動物園ごっこ』にしようかな。
キッズの教室で打ち合わせを終え、ホールに行き、ピアノの準備。

今日もこれから幼稚園に行くぞという80組くらいの親子さんで、ホールはすぐに満員になった。
たぶん、なんどか、ご一緒した子供たちもいるんじゃないかなー。
人数が多すぎて、覚えていられないのが残念だけど。
始まる前まで、BGMとして、今日は春の歌をいろいろ弾いてみた。
『春の小川』『花(春のウララの〜)』『チューリップ』『ちょうちょ』など、よく知ってるメロディでもピアノで聴いてみるとけっこういいね(*^_^*)
とそこに、娘の同級生の妹(3歳かな?)とママ、発見♪
今年、一緒に役員をやったママで、PTAコーラスのメンバーでもあるママ。
しばらくして彼女も私に気がつき、目がまん丸になってる(*^_^*)
「なんでここにいるの???」なんて、確かにびっくりするよねー(*^_^*)

いつも通りに『はじまるよ』のお歌でスタート。
「今日は誰が遊びにきてくれるのかなー?」
先生の声で、ピアノのアンパンマンのテーマに合わせ、アンパンマンのお面をかぶったバイキンマン登場。
「えーー!」子供たちと先生が叫び、頭を掻いたバイキンマンと一緒に、みんなでアンパンマンを呼ぶ。
改めて弾き直したテーマとともに、アンパンマン登場。
みんなで一緒に、『アンパンマン体操』をすることになり、私はテープ係。
体操の後、手遊びにうつる。
まずはみんなおなじみの『トントントントンアンパンマン』。
昔からある『ひげじいさん』の替え歌で、アンパンマンやドキンちゃんが出てくるので、子供たちは好きなんだよね。
次にこれもおなじみの『むすんでひらいて』。
うちのサークルでは、立ち上がって体いっぱい動かし、最後には教室を走り回ったりするんだけど、今日は座ったままで。
今日は、『幼稚園の一日』という寸劇があった。
先生役のK先生と、園児役のA先生I先生O先生。
体操したり、手遊びしたり、絵本を読んだりする中で、それぞれ1人ずつ、トイレに行きたかったり、ママを思い出したり、おなかがすいたりと泣き出す。
K先生がそれに対処しながら、「幼稚園って楽しいところなんだよー」という設定なのね。
私はピアノでBGMと効果音係。
幼稚園の朝(エーデルワイス)、トイレの歌(トリルを使ってモジモジした感じを即興で)、ママに会いたい(おかあさんの歌)、おなかすいた(おなかの減る歌)、エンディング(トトロのさんぽ)なんて感じで劇中に入れてみた。
先生たちも、だいたいの設定を決めては、アドリブで劇を作っていくのね。
その辺のコンビネーションが、いつも絶妙だなーと感心してしまう。
それから最後に手遊びで、私が初めて見た『ウルトラマン』。
『ごんべさんの赤ちゃん』の替え歌で『1丁目のウルトラマン、2丁目のセブン〜』とみんなで歌って踊る。
うーん、この歌も楽しそう(笑)
サークルの教室でも、使わせてもらおうかなー(*^_^*)

さて…私のリトミックの時間。
『先生がお話してる時は、おくちチャックして、よーく聞いてね♪』 まずはみんなでお約束。
マイクを使い、ピアノを弾きながら指示し、デモの先生に合わせて動いてもらう。
最初は『リズム遊び』。
4分音符のメロディで全員で行進してもらい、いろんな音に合わせて動いてもらうのね。
カミナリ(一番下の方でメチャクチャな和音をドーンと弾き、みんなはしゃがんでOKのメロディで立つ)。
ヒザたたき(スキップのメロディに合わせ、立ち止まって手をたたく)。
いつもはこれに、『逆周り』を入れたりするんだけど、今日は動くだけで精いっぱいだよね。
ごちゃごちゃ歩いてる親子さんの中にも、リズムをしっかり取ってる人もいる。
適当に行進させて、途中で『カミナリ』や『ヒザたたき』のメロディを入れていく。
親子さんたちも楽しそうに、立ったり座ったりする。
次に『動物園ごっこ』。
最初に『がたがたバス』で動物園に行く、という設定。
お母さんが足を伸ばして座り、子供をひざの上で抱き、曲に合わせて子供を前や後ろ、横に倒してやる。
子供って、お母さんの抱っこが大好きなんだよねー。
これ、どこでやっても子供たちが笑顔になる。
動物園に入ると、さっきみたいにみんなで行進。
『へんしーん!』の音(下から上までピアノでグリッサンド)に合わせ、子供たちはぐるっと回って変身。
いろんな動物さんの真似をして、ピアノに合わせて動くのね。
ウサギ(耳を作ってピョンピョン)、クマ(力持ちのポーズで歩き、元気なクマ・お父さんグマ・赤ちゃんグマと曲の高さで演じ分ける)、ペンギン(ペンギンのポーズで曲に合わせて早く歩いたりゆっくり歩いたり)、ウマ(曲に合わせて走り、曲が止まったらストップモーション)、こんな動物を用意した。
人数が少なければ、もっともっと動けるんだけど、それでもちゃんとがんばって動いてくれてたなー。
まだちょっと時間があるようだったので『大きい小さい』も追加。
「大きなたいこドーンドン、小さいたいこトントントン」
このメロディに合わせ、体を伸ばして「大きい」、丸くなって「小さい」の二つの動きをしてもらった。
単純な動きなんだけど、メリハリがついて、子供たちも喜ぶのね。
なにしろ、ほとんど初めての親子さんだから、あんまり難しいことをすると、お母さんもできなくなっちゃうから初めて見た人でも動けるような簡単な動きの方が、楽しんでもらえるのね。

私のリトミックも終わり、園長先生のご挨拶とこれからの活動の説明が終わり、親子教室も最後。
先生の『終わりだよ』の歌に合わせ、手拍子しながらみんなで歌い、おしまい。
私はそのまま『となりのトトロ』や『ハム太郎』の曲をBGMとして弾き続け、親子さんたちは帰り支度に入った。
まだ時間があったのか、ピアノの傍に座って子供を抱っこしたお母さんが、ピアノを聴いて拍手してくれたのは嬉しかったなあ(*^_^*)
友達親子も、時々、キッズクラブを利用してるらしく、挨拶に来てくれて、ピアノを弾きながら、イベントの時のお手伝いだよーなんてちょっと話したりした。
しばらくピアノを弾き続け、親子さんたちが帰るのを待って、私たちも片づけを。
10:30にスタートした親子教室も、あっという間に12:00近くなっていた。
3月に入り、だいぶあったかくなったこのごろ。
帰りの自転車でも、なんか気持ちがとてもよくてね。
子供たちの元気をもらった感じかなー。
今日も楽しいお仕事ができて、本当によかった。