2000.6.26
無事に終わりました…コンサート
昨日から、雨が続いていて。
今朝起きてみたら、とりあえず雨は上がってるんだけど、あやしい雲行き。
どしゃ降りじゃなくてよかった…って思いながら、家事とコンサートの準備に追われた。
ほんとなら、市民ミュージカルの稽古の日なのね、日曜。
ただ、このコンサートは、年に2回のことだし、また来週がんばって稽古に行けば、まだ大丈夫かな…なんて思って、コンサートに出ることにしたのね。
娘、コンサートに連れてくつもりだったんだけど、お友達のママが預かってくれて、稽古に連れていってくれると言う。
せっかくだからと、お誘い、ありがたく受けることにした。
楽譜、ドレス、アクセサリー、水筒のお茶、後は…大丈夫だよね。
雨が降らないうちに、コンサートの会場まで行かないと。
途中の待ち合わせ場所で、なっちゃんママの車を待ち、娘をお願いして、私は女性センターアイムへ。

立川市主催の「ベーゼンドルファーを弾く会』。
今日のコンサート、2部形式で、第1部が子供たち、第2部が中学生以上の大人だったの。
私、担当のKさんに頼まれて、第1部の受付することになってたのね。
集合時間になり、出演者たち、集まってくる。
ドレスアップした子供たち、かわいいね。
お母さんにも、いろんな人がいる。
それぞれ、緊張してるんだと思うけど、一歩まちがうと、ステージママ。
そうだよね…我が子が一番!って感じになるんだよね、多分。
でも、参加の案内、読んでないのかな。
開演ぎりぎりに、やってきた親子連れ、「遅れてごめんなさい」って感じじゃなかったもんね。
何時に来なきゃいけないのか、きっとわかってなかったんだわ。
なんだかキリキリしてるお母さんもいる。
コンクールっていうわけじゃない、こういう市民発表会でも、やっぱりテンション、高いんだろうな。
私、娘のこと、考えた。
私も、娘の舞台ってなったら、同じなのかな…って。
子供たちの演奏、次々と進んでいく。
お客さん、もっといたら、盛り上がるのにね。
でも子供たちの発表会って、身内や親しい人だけが、集まることになるもの。
これは、仕方ないんだろうな。

休憩をはさんで、第2部。
今日の私、上が半袖の黒のベルベット、下がシルバーに黒のレースのついたドレス。
開演前、舞台に集まって、出演者の自己紹介をしたんだけど、みんな、普通の格好してたのね。
私、1番目だったから、ちょっと早く着替えたんだけど、焦った…。
後から、2番目のペア(連弾だった)が、同じようにドレスで登場したので、ホッと一安心。
実際、舞台に登場したら、みんな、ドレスアップしてた(*^_^*)
休憩終わりのベルが鳴り、幕が上がり、開演のベル。
司会者のコメントと紹介が入り、私の出番。
いつも思うんだけどね、袖から舞台に出た瞬間。
別世界に飛び込むような気分になる。
私の周りだけが、光に包まれていて、目の前には、いろんな人の顔がかすかに見える。
多分、心臓が倍くらいで打ち始め、テンションも急上昇してるんだと思う。
椅子に座り、楽譜を広げて、深呼吸。
落ちついて弾き始めたつもりだったんだけど、ちょっとミスタッチ。
ま、仕方ないでしょ。今さら。
みんなにはわからない、わからない。 (…そう思わないと、やってられない)
ミスなんて、雰囲気で挽回するもの。

ピアノを弾く時、特に、コンサートの時なんだけど、強弱をはっきりつけるようにしてる。
ピアノって、もともと、ピアノフォルテ、っていう名前の楽器なのね。(それで「ピアノ」)
ピアノ(弱く)もフォルテ(強く)も、自由に音が出せるっていう命名らしい。
ということは。
この楽器、メリハリをつけないと、魅力がないってことじゃない?
…これが私の持論なのね。
だから、コンサートやラウンジ演奏の時は、極力、それは心がけている。
上手なんだけど、聴いてて何だかつまんない、っていう演奏は、私はやりたくない。
クラシックだと、限度があったり、その作風があるんだけど、ポピュラーなら、私のアレンジができるもんね。
「スターダスト」に続けて「風と共に去りぬのテーマ」。
メリハリは、聴かせられたかな…。
緊張しまくっていた7分も、最後の方は、笑顔で演奏できていたと思う。
拍手してもらい、袖に入ると、次の出演者さんたちも、拍手をしてくれていた。
ありがとう…みなさん。

久しぶりに、クラシックのコンサートを聴いた。
私以外の人は、みんな、クラシックだったのね。
(飛び入り参加で、ジャズや、アレンジの人が弾いたけど)
こういう、短いコンサートの時(1人7分だった)、どういう選曲をしたらいいんだろう、って思った。
コンクールなら、自分の技術や感性を表現できるのが一番。
自分のソロコンサートなら、好きなようにプログラムできる。
だけど、いろんな人が弾き、一般の人が聴きに来るコンサートなら、もう少し、耳なじみのある曲、選べないのかな、って思う。
一般の人には、どんな技術を凝らしても、「わ…すごいね」って思われるだけ。
下手したら、難しくてつまんないって言われちゃうかもしれない。
知らない人の演奏って、どうしても、退屈する物だしね。
こういうこと考えるのは、私が、ラウンジピアニストだから、なのかもしれない。
聴く人が楽しんでくれるのが一番、って思ってるから。
年に2回ある、このコンサート。
また次も、ポピュラーで応募してみようかな。

2000.7.10
一日中おけいこ!
7月に入り、ミュージカルの稽古も、本格化してきた。
今日は、娘たち子ども妖精と踊り妖精の特別レッスン。
通常、1:00pmからのレッスンなんだけど、Tスポーツセンターというところで、10:00amからだった。
うちから30分はかかるかな…なんて計算して、9:20amに出る支度をしてて。
なんだかんだ、朝バタバタして、出たのが9:30am。
それでも、9:52amくらいにはスポーツセンターに着くことができた。

中学生から小学生のバレリーナさんたち、小学生4人組の子供たち、それに大人の踊り妖精たち、合わせて15人くらいがバーレッスンから始まった。
今日は私、娘の保護者として参加してるんだよね。
そう思いながらも、ついつい、ストレッチになると、参加してしまった。
だって、筋肉を伸ばすの、気持ちがいいんだもん。
バレリーナたちには、遠く及ばないけどね。
バレエ部分の振り付けに入り、大人チーム、子供チームに別れ、練習が始まった。
娘もがんばってはいるようだけど、何だか見てると、気になるなあ…(^^ゞ
もっとハキハキ動いてくれたらいいのに。
久しぶりに、娘の練習、真剣に見てると、”ステージママ”化していく自分に気がつく。
やる以上は、ちゃんと練習しないとね。
12:00pmを過ぎ、子供たちの午前中の練習は終わることになった。
これから、いつもの小学校に移動しなきゃ。
車で来てたカナちゃんママが、娘も乗せてくれることになり、私は自転車でおにぎりを買って向かうことになった。
1:00pmからの練習のため、自転車を飛ばして着いたのが、12:40pmくらい。
ちょうど、車の子供たちと一緒になった。
さて…お昼を食べたら、今度は私もレッスン!

今日の参加メンバーがそろい、柔軟をしっかり、さらに腹筋背筋もトレーニング。
う…かなりきついけど、午前中のストレッチのせいか、体が動く気がする。
いったん集まり、驚くような連絡を受けた。
これまでオーディション以来、何度かレッスンを受けたことがある演出のT先生が、事情により、演出を降りることになったという。
T先生自身、舞台や他の仕事も抱えているという話だったので、いろんなことがあったのだろうけど、それにしてもさすがにショックだった。
まだ芝居自体は、ほとんど稽古をしていないし、これからまとまればいいことだよね。
たぶんみんな、その話を聞いてますます、がんばろう!って気持ちが高まったんじゃないかと思う。
今日は久しぶりに、演技の稽古があった。
歌妖精、踊り妖精、演技妖精など、グループに分かれてまとまり、様々な練習をした。
自分の名前の子音を抜いて話す稽古。
これは、カツゼツをよくするためにいいらしい。
「わたしはNonです」という文章を、「ああいあ おん えう」というように、母音だけで相手にしっかり伝える。
慣れてきて、抑揚がつけられるようになると、言いたいことが伝わるようになるんだとか。
次に、台本のセリフを、順番にできるだけ早口で、1人ずつ交代で話していく稽古。
グループで、1人対全員で、順番にセリフを応酬していく稽古。
最後に、「工場を造る」という稽古があった。
1人が好きな動作をする。単純に繰り返し行う。
好きなタイミングで、次の人がその場に入っていき、また好きな動作を繰り返す。
そうしてグループ全員が入るまで、延々続ける。
大事なことは、工場で働く人間になるのではなく、工場の機械そのものになること。
5グループが終わり、私たちの番になった。
1番目に入ったAさんが、箱のような物を運ぶ動作。
いろいろやりたいな、って考えていたんだけど、つい、私も同じような動作になってしまった。
ただ、表情を殺し、できるだけまばたきしないようにし、機械的に動くようにだけは心がけた。
私の足元にMさんが入ってきて、片足を上下し、私が近づくと止まる。
それから次々と人が入り、たぶん、5分くらい続いたと思う。
M先生の手が鳴って、それまでの緊張が解け、ホッとした。
もっといろんなこと、したかったな…。
次にこういう機会があったら、ぜひもっとダイナミックにやるぞ!

来週、新しい演出の先生が来られるということで、今までのコーラスを復習した。
うん、せっかくここまで、形にしたんだもんね。
みんなでがんばって、11月の舞台の幕、開けないとね。
夏休み、実家に戻るの、やだな…(仕方ないけど)