2000.5.22
う…とべない
今日もなんか、降りそう…。
最近、週末になると、お天気が悪いのよね。
でも、蒸し暑いより、まだよかったかしら。
水筒もって、娘のおやつをもって、いざ、会場へ。

今日は、演出のT先生、来てなかった。
実行委員の、演技指導の先生による、ウォーキング&体慣らし。
先週と同じように、「まず歩いて」「次、体重を倍にして」「10sくらい減らして」
「元に戻ってものすごく嬉しい!」「体重0にして」などという指示に合わせ、歩く。
感覚的に、そう感じて動くだけ。
それをそのまま、表せるほど、体ができてない。(ものすごく悔しいんだけどね)
次に4グループに分かれ、円陣を作って座る。
先週もやったんだけど、集中力のトレーニング。
1人がまず、誰かを「あなた!」と指さす。
指さされた相手は、自分の鼻を指さし、「私?」と確認。
最初の人が「はい!」と言い、今さされた人は、次の人を指さす。
これの繰り返しをしていく。
大事なことは、指さす相手の目を見つめ、自分のサインを送ること。
指さされた人が、ちゃんとサインを受け取ったことを確認して初めて、指さすのをやめる。
言葉を出すとまだ、楽なんだけど、無言でしかも、テンポを早くとなると、ボーっとしているわけにはいかない。
さらにこれを、パターンを変え(指さし→グーの手)、同時に2セット回す。
指さしだけに集中していると、グーの手が回ってきたことに気がつかない。
1点に集中する力じゃなく、全体を判断する集中力なんだって。
これ、11月まで続けたら、きっと何か、変わる気がした。

今日、初めて、歌の練習が入った。
先週、70ページくらいあるスコア、もらったのね。
まだ歌じゃないかしらと思い、ちゃんと予習、してなかった…(^^ゞ
自己申告で、自分のパート(ソプラノ・メゾソプラノ・アルト)を選び、発声練習から始める。
音大出身者、5〜6人いたようで、各パートに振り分けられ、私、アルトを手伝うことになった。
(基本的には、ソプラノなんだけどね)
全部で…70〜80人くらいかな。
一斉に声を出して和音をハモると、とってもきれい。
大学以来になる、大人数のコーラス。
市民ミュージカルに出るぞ!って人たちだから、わりにみんな、歌が得意みたい。
ピアノに合わせ、パートの音を取るけど、すんなり取れてるようで、なんだか安心した。
予習してなかったけど、初見がきく私、なんとか楽譜を見ながら、歌い続けることができた。
ミュージカルの中で、全員コーラスが、いくつかあるみたい。
最初と最後、全員で歌うことになるっていうのは、ものすごく迫力があるんじゃないかしら。
まだ全然、見えてこないんだけど、鳥肌ものだろうな…って思う。
小さい子供たち(小学生・中学生くらいかな…)は、全員、ソプラノパートになることになった。
娘も、なんとか、大きな声で、歌ってたみたいね。
さっそく家で、覚えさせないと…(*^_^*)

残りの時間、ダンスレッスンになる。
バレエをしてる人、何人かいるのね。(小・中学生が多い)
主に、踊り中心になるんだと思うんだけど。
先生、元々はバレエの先生なのかな。
柔軟体操の代わりに、2人で組んで、腹筋、側筋、背筋のトレーニング。
ひぇ〜久しぶりだと、ものすごくつらいわ。
簡単なステップをつけ、さっき練習した歌に合わせて、動いてみる。
歌いながら動くのって、大変だよお…(^^ゞ
まだ足だけのステップだから、できるだけ笑顔で、歌うようにしてみた。
その後、バレエのジャンプを組み合わせたステップを、体育館の縦いっぱいに動く。
前後に開脚して跳ぶの…できなくなっちゃった。
昔、器械体操してたころは、もうちょっと開いたのにな。
それにしても、バレエ組、うらやましいくらい、軽々と跳ぶ。
フワッ、パタン…フワッ、パタン。
ピョン、ドタン、なんて音が聞こえてくる、私たち大人とは、違うぞ…。
でもほんと、楽しかった。
ダンスの先生も言ってたけど、歌、踊り、演技のレッスン、毎週受けさせてもらえるだけで、ほんとに幸せだと思う。
自分なりに、吸収できるところは、吸収していかないとね。
娘にとっても、ほんとにいい勉強になると思う。

来週、いよいよ、配役が決まるという。
みんな、いろんなものを持ってるってことで、役が少し、増えるようなこと、言っていた。
どうかな…。私。役、もらえるのかな…。
ううん、参加してるだけでも、今は十分幸せ。
4時間くらい、跳んだ歩いたりしていて、心地よい疲労感が残った。

2000.5.29
突然ピアニスト!?
朝から雨の天気予報。
それなのに、なんか、晴れて陽が射してきてる。
でもなんだか、湿気が多くて、すっきりしない…むしむしする。
今日も、市民ミュージカルの練習へ!
小学校の体育館に顔を出してすぐ、歌唱指導のI先生に声をかけられた。
今日、キャスティングの話し合いがあるんだって。
それで、その間、先生もスタッフの方も、手が空かないらしく。
ソプラノ・メゾ・アルトのパートを、音大出身の私たちに、リードしてほしいんだって。
私、ソプラノを任され、メゾ・アルトもそれぞれ、担当がついた。
15分くらいずつ、ピアノを使って交代で、音を取る練習をしてほしいって。
コーラスの指導って、あまりやったことがない(^^ゞ
でも、なんとかなるでしょ…。
始まりの時間になり、みんなの前でI先生に紹介され、それぞれのパートに別れ、練習することになった。

ソプラノ、だいたいできてたんだよね、前回。
それにしても、楽譜から入る私にとっては、楽譜が読めないのにコーラスのパートを歌える人って、逆の意味でとてもすごいなって思う。
耳で聴くだけで、音を取れるんだもんね…。
覚えないといけないから、大変だと思う。
ちょっと難しいリズムの所、何度か練習して、メゾにピアノを替わって。
体育館の端っこで、今度はピアノ抜きの練習。
ソプラノには、子供たちもいるから、これはちょっと難しい。
子供たちは…無理して教えても、仕方ないかな。
ピアノを、アルトが使うことになり、メゾと合わせて練習してみる。
ちょっと偉そうだったけど、指揮するみたいに、手で拍子を取りながら、歌ってもらう。
難しい音程やリズムの所、何度かやると、きちっとできるね。
I先生が戻ってきた後、今度は全パートで、歌ってみることになる。
たまたま今日、スタッフのピアニストが、お休みだったみたい。
(メインのピアニストさんは、キャストの選考の方に行ってたので)
そういうわけで、今日は引き続き、私がピアノ伴奏、することになった。
ちゃんと練習してないよお…大丈夫かしら。
拍子とリズムだけは、ずれないように注意し、細かい音は適当に、雰囲気を出して弾いた。
練習ピアノの、さらに練習なんだもん、こういうのでいいよね(*^_^*)
I先生の指揮に合わせ、テンポをゆったりしたり、早くしたりしながら、みんなで歌った。
コーラスの伴奏って、久しぶりだった…。
いいわね、80人くらいのコーラスって。
練習が始まったばかりで、ここまでできたら、もっと練習したら、いいものができるはず。
全員合唱のところ、少しずつまとまってきたようで、楽しくなった。

今日1日、キャスティング選考に、時間がかかったらしい。
最後にちょっとだけ、ウォーキングをした。
「普通に歩く」「スキップをする」「2ステップで」 その後、6人で手をつなぎながら、歩いた。
先生の指示で、真ん中にいた私、喜怒哀楽のうち、なんでも好きな感情を出しながら歩くことになった。
手をつないでる人に、その感情を伝えて、みんな、私の感情を感じながら、歩くことになった。
とっさに「怒」を選んだ。
今人間関係でトラブっている人のこと、思い出して。
体育館の前面、にらみつけて、左右につないでいる手を強く強く握りしめて。
ひたすら、自分の感情を「怒」に向けた。
もう後少しで、おしまいという時。
一番右端にいた、私より10くらい年上の女性が、クスッと笑った。
「なあにそんなに怒ってるのよぉ」
思わず私、苦笑いしながら、最後まで、怒り続けた。
私の怒り、真横に並んで手をつないで歩いている人たちに、伝わったみたい。
なんだか、とても嬉しかった。

最後に…運命のキャスティングが発表された。
主役級の名前が、次々と挙がっていく。
今回のお話、市のシンボルでもある「ケヤキの下で」っていう話なの。
ケヤキに何百年も住んでいる妖精と、人間の交流の話。
市の職員が、ケヤキを切ろうとするのだけど、反対する人の力でなんとか免れる。
今回のキャスト、人間が主役…なのかしらね。
最初、妖精も6人くらい設定されてたんだけど、いろんな人の可能性があるということで大幅に、妖精を増やしたらしい。
その中でも、セリフをいう人、歌を歌う人、ダンスを踊る人、っていう、いろんなパターンで、少しでも出番が多いように、設定し直したのかな…。
その妖精(20人くらいいたかしら)の中に、私も名前を挙げてもらった。
とりあえず、一安心…やっぱり嬉しかった。
全くのその他コーラス&ダンス、っていうのより、やりがいがあるよね。
娘を含む、子供たちにも、子供の妖精というダンスチーム、作ってもらえたらしい。
うん、よかったね。やっぱり。
これから先、はっきりした配役が、つくと思う。
がんばらないと!!!