1999.10.22
              リトミック教室、どうしよう?
しばらく、リトミックのこと、書けなかった。
とっても不安で、どうしていいか、わからなかったから。
この前の日記だと、広報に掲載されることになったって、書いてるよね。
8月の最初に、掲載されたのね。
反応が少なくて…かなり、落ち込んでた。
それでも、8月中に2件問い合わせがあり、9月の最初のレッスンで、見学にくることになってたの。
どきどきして迎えた、9月9日。
今までのメンバー(8人)のうち、4名が欠席で、見学に来てくれた人が2人。
なんとも、淋しい感じになった。
お友達同士で、誘い合ってきてくれたらしいんだけど、一人の男の子は、とっても元気にやってくれたのね。
お友達のほうが、どうも嫌だったみたいで。
結局、その後、連絡がなかった。
10月7日。この時も、見学が1組(姉妹だった)来てくれて。
上のお子さんは、同じ幼稚園の年中さんだったから、楽しそうだったんだけど、下のお子さんが、やっぱり疲れちゃったみたいで。
やっぱりこちらも、連絡がなかった。
そして今日、リトミックの日だった。

この2週間、とっても私、悩んでいた。
リトミック教室、どうしよう。
人数がいないと、どうにも淋しいのね。
「いつもこのくらいの人数ですか?」って、聞かれたもの。
合う合わないは、その人の考え方だから、それは仕方ないけどね。
なんだかすっかり、自信をなくしちゃった。
リトミックのこと考えると、なんか、ストレス感じるようにもなってね。
続けようかやめようかって、とっても悩んでいた。

午後、出かける少し前に、メンバーの1人から、電話が入って。
もう何度も欠席している、同じ幼稚園の仲良しさん。
「ごめんなさい…今日もちょっと用事が入って…」そんな電話だった。
私、とっても事務的に、対応してた。
「はい、わかりました。それじゃ」
仲良しだけに、なんだか、やりきれない思いがいっぱいになって。
リトミックのこと、特に必要としてないなら、続けなくてもいいのにね。
うん。もしかしたら、みんな、そう思ってるかもしれないね。
じゃ、今日でやめよう。
うん。そうしたら、すっきりするよね。
自分の中で、そう思うと、なんだか、気持ちが軽くなって。
かなり憂鬱だった、今日のレッスン、がんばれる気になった。
最後のレッスンだと思うと、いろいろ、子供たちが好きなこと、やってやりたいなって思って。
それで、帰宅をして、幼稚園のお迎えに向かった。

先生と少しお話してさようならして、娘の手を握り、歩きながら娘に言った。
「ねえ、今日で、リトミック最後にしよう」
「どうして?」娘はとっても不思議そうだった。
「ちょっと疲れちゃったの。なんか、みんな来ないかもしれないしね」
「ふうん」
リトミックやめるの、嫌だと、ずっと娘は言ってた。
ずっと先生しててほしいって。
「今日は最後のレッスンするからね」
「誰がくるの? ゆうちゃんに聞いてきてみる」
元同じクラスで、かるがもクラブのメンバーでもあるゆうちゃんを見つけて、娘は走っていき、なにか言っている。
すぐに二人で走ってきて、嬉しそうに叫んでいる。
「ママあ! ゆうちゃん来るって!」
「しーママ! リトミック今日は行けるって!」
後ろから、ゆうちゃんの弟も走ってきて、「リトミック、リトミック」って跳ねてる。
見ていて、なんだか、涙が出そうになった。
この子たち、リトミック、好きなんだよね。
私のレッスン、とっても喜んでくれてるんだよね。
どうしたらいいか、わかんないよ。
ゆうちゃん姉弟のママに、話してみた。
「今日でレッスン、やめようと思って」
まゆみママ、びっくりしてたけど、仕方ないねって、わかってくれた。
ゆうちゃん、ほんとに待ってたみたい。
ずっと誰かしらの体調が悪くて、7月以来、レッスンに来てなかったのね。
そういうの聞いちゃうと、せっかくの決心が、鈍っちゃうね。
公民館に着いてみると、H幼稚園の2人が、もう来てた。
今日は、体験のお友達、連れてきてくれたみたい。
ますます、やめるなんて、言えなくなってしまう。
レッスン前、H幼稚園のまとめ役の、昔からの友達の裕美子ママにも、相談してみる。
H幼稚園のみいちゃん、ゆうくんは、ほんと、楽しみにしてくれててね。
できることなら、毎週やってほしいって、言ってくれてるくらいなのね。
「今日の友達も、たぶん、入ると思うし…」
裕美子ママは、いっしょうけんめい、言ってくれる。
「うん…人数さえ増えたら、いいんだけどね…」と私。
部屋中走り回って、とっても楽しそうな子供たち。
これだけ人数がそろえば、続けてくのは、無理じゃないんだけどね。
とりあえず今日は、楽しくレッスンすることにする。

子供たちも、いっしょうけんめい。
私も、できる限り、楽しんでもらえるように、心配りをしたり、その場でプログラム、考えたりしてね。
歌ったり、ピアノに合わせて動き回ったり、手遊び歌をしたり、ダンスをしたり、最後の体操までみんな、とっても楽しそうだった。
1時間を超えたレッスンをしてみて。
あらためて、私、この子達が大好きだと思った。
いっしょうけんめい、私についてきてくれる子供たち見てると、レッスン、やめたいって、思わなかった。
このメンバーがそろって、もう、1年くらいたつかなあ…。
ママ同士も、いろいろ話せるようになってきたし、子供たちも、仲良くなってきた。
人数、少なくても、がんばってくれる子がいるのだから、私もがんばらないとね。

終わった後、体験したひろくんのママが、このまま続けたいって言ってくれた。
後片付けも終わり、帰る支度をしたママたちに、集まってもらって、今日考えてたこと、話すことにした。
今日、やめるつもりで来たこと。
子供たちが楽しそうなのを見て、続ける気になったこと。
簡単にだったけど、みんな、わかってくれたと思う。
楽しいリトミックにできるように、これからもがんばらないとね。
ちょっと疲れたけど、なにより、とっても気持ちがすっきりして。
帰り道、自転車の後ろに乗せた娘に、話をした。
「あのね…やっぱりリトミック、続けることにした」と私。
「うん」
「ねえ…しい? リトミック、楽しい?」と私。
「うん! 楽しかったよ」
娘も、心なしかホッとしたようだった。

11月には、女性センターの、市民リーダーフェアで、リトミック教室を、開くことになってるの。
広報で募集した、一般の親子さん、どのくらい来てくれてるかな…。
それが元で、こっちの公民館にも、来てくれるといいな。

1999.10.24
いい日だったよ
聖蹟桜ヶ丘のイタリアンレストランでのピアノ演奏の初日。
今日、朝から、ちょっと緊張してた。
なんでかなあ…。
どうしても、人見知りが、出て来ちゃったみたい。
昨夜、寝る時、胃が痛くなって(^^ゞ
自分で思ってるより、神経、細いみたいね(^^ゞ

楽譜、たくさん抱えて、電車で聖蹟桜ヶ丘へ。
今日は、考えたあげく、白ブラウスに黒のロングスカートにしてみました。
ちょっとだけフォーマルにしてみようと思って。
聖歌隊みたいに、なっちゃったかしら(笑)
お店に、よっこちゃんが待っててくれて。
今日は、よっこちゃんの仲良しグループの友達3人が、来てくれるんだって。
(家族ぐるみの仲良し、4人組だって)
そのうち2人は、私も知ってる友達。
嬉しいよね、こういう時に来てくれるんだもの。

6:00pmになって。
知らないお客様グループ、2組来てる。
どうかなあ…演奏、気に入ってくれたらいいけど。
とりあえず、リチャード・クレーダーマンから、演奏を始める。
ポピュラー〜映画音楽とつなぎ、7:15pmくらいになって、いったん休憩。
気がついたら、お客さん、増えてた。
知らないお客様たちも、拍手、いっぱいしてくれて。
ついつい、テーブル回って、ご挨拶してしまった。
よっこちゃんのお友達、来てくれてる。
知り合いがいると・・・緊張するよお(^^ゞ
一緒に、お話しさせてもらって、ちょっとワインいただいて(…いいのかな(^^ゞ)2ステージ目へ。

私の友達も来てくれて。
ますます、緊張しちゃうよ(^^ゞ
お酒、どんどん飲んで、酔っぱらってくれないかしら(^^ゞ
2ステージ目は、ジャズ中心の選曲。
乗ってくると、テンポ、ちょっと早くなっちゃうんだよね。
指…回らなくなっちゃいそう(^^ゞ
スローテンポと、アップテンポのジャズ、組み合わせながら、考えて弾いてた。
拍手してもらうと、乗るね、やっぱり。
今度は、40分くらいで休憩。
来てくれた友達とも、お話しできて、よかったわ。
なんか少しずつ、リラックスしてきたみたい。
やっぱり、人前での演奏って、好き。
反応、そのままわかるしね。
国立のレストランとは、雰囲気もお客様も違うけどね。
この仕事、好きだなって、弾きながら思った。

9:30pmすぎて。
最後のステージ、することにした。
お客様、少なかったから、スローなバラード中心にして。
最後に、『星に願いを』でまとめて、今日のステージ終了。
たくさん拍手してもらって、幸せでした。

木目の床のお店の、真ん中くらいに、アップライトピアノが、置いてあるのね。
弾きながら、周りの様子、多少見ることができるの。
また来週が、とっても楽しみ。
今日来てくれた人、ほんとにありがとう。
さすがに、疲労感が、出てます、今。
これ、毎週なんだよね…。
がんばって、お仕事のリズム作らなきゃ。
電車の時間も、ちゃんと確認しなきゃね(*^_^*)